ホーム | 日系社会ニュース | 平野運平胸像に募金を=静岡県人会が呼びかけ

平野運平胸像に募金を=静岡県人会が呼びかけ

ニッケイ新聞 2008年3月13日付け

 ブラジル静岡県人会(杉本教雄会長)では、六月十八日に静岡県掛川市で除幕予定の平野運平胸像建立費用の募金を広く呼びかけている。
 これは、初期移住者のために尽力した上塚周平(熊本)と平野運平(静岡)の功績を称えて、胸像を母県のゆかりの場所に建ててもらうように、〇四年に両県人会の有志によって設立要望書が在聖総領事館に提出されたのが発端だった。
 その時は実現しなかったが、昨年八月の県人会創立五十周年のおりに、来伯した掛川市長らに直接お願いしたことから動き始めた。
 掛川市側では同胸像建立顕彰会を発足させ、資金集めなどを始めている。高さは約七十センチで石台座が百四十センチ程度。総予算は約二百万円。建立場所は出生地である掛川市の生涯学習センター入口に予定されているという。
 上塚周平像の方は、熊本県人会の働きかけにより、郷里の熊本県城南町が中心になってすでに建立し、昨年、除幕式を行った。
 静岡県人会では「会員、県人、コロニア一般のみなさまのご協力をお待ちしています」と呼びかけている。問い合わせは同事務局(鈴木、11・3209・0685)まで。

image_print