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皇太子殿下、リオ訪問か=カブラル知事にご発言=準備進める地元コロニア

ニッケイ新聞 2008年3月21日付け

 皇太子殿下のリオご訪問ほぼ決定か――。ブラジル日本移民百周年式典に向け、ご来伯が予定されている皇太子殿下の訪問先の一つに、リオデジャネイロが有力視されているようだ。リオへの訪問が実現すれば、八二年に続き二回目となる。
 リオ州政府発表のプレスリリースによれば、セルジオ・カブラル州知事が福川正浩在リオ総領事と共に十三日、皇居で皇太子殿下に接見したさい、「〃非公式ながら〃リオを訪問されることを話された」と伝えている。
 同総領事館は、「正式に決まったものではない」と強調しながら、「(皇太子殿下の訪問を)期待している」と述べるに留まった。
 リオ州ブラジル日本移民100周年祭・日伯交流年実行委員会の鹿田明義委員長は、「知事に話された内容は、(リオの地元紙)オ・グローボでも報道された。正式ではないが、来られることを計画に入れている」と話す。
 すでに、六月二十三日に予定されていた同州の百周年式典は同月三十日に変更。
 二十二日のパラナ式典ご出席後の訪問を視野に、記念植樹や市立劇場で予定される「日伯音楽交流会」へのご招待などを中心に皇太子殿下をお迎えする準備をしているという。

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