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環境ビジネスを紹介=三井住友銀行50周年=排出権などホームページで

ニッケイ新聞 2008年4月2日付け

 今年設立五十周年を迎えたブラジル三井住友銀行(SMBC)はこのほど、ホームページを立ち上げた。同行の歴史や環境ビジネスについて詳しく紹介している。英語とポ語で記述。(www.smbcgroup.com.br)
 同行の地球環境部・内田肇部長のチームであるブラジル人スタッフが中心になって作成した。「今後ますます重要になる地球温暖化問題について、少しでもブラジル社会の皆様に関心をもってもらうため」と内田さんは目的を話す。
 同行は、〇五年に発効した京都議定書をきっかけに、ブラジルでの「排出権」を日本企業に紹介する事業を開始。〇六年の終わりには、クリーン開発メカニズム(CDM)」プロジェクトとして、日本の大手電力会社と十数件、百五十万トンの大口取引をまとめた。
 この取引は、〇七年六月に英国フィナンシャルタイムスとIFC(国際金融公社)が主催する「フィナンシャルタイムスアワード」のカーボンファイナンス部門で、優秀賞を受賞。同部門での日本企業の受賞は初めて。
 〇六年からは、排出権取引業務でブラジル銀行とも提携、業務拡大をすすめている。

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