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柔道、訪日強化へ=聖市の若手選手団18人

ニッケイ新聞 2008年4月5日付け

 今月二十四日に日本で開かれる移民百周年・日伯交流年記念式典での交流事業として、聖市内選出の男女の柔道選手十八人が十四日に訪日する。選手団は十六日から二十九日まで滞日し、強化合宿ほか、東京都内の選抜チームとの親善試合に参加する。聖市選出の柔道選手団が訪日するのは初めて。
 同選手団は十六日から二十四日まで、千葉県勝浦市にある国際武道大学で合宿し、強化練習に励む。二十六日には、早稲田大学で全日本レベルの選手が揃う東京都内の代表選手と試合。その後同大学で強化練習し、二十九日に武道館で行われる全日本柔道選手権を観て帰国する予定。
 選手派遣にはサンパウロ市役所が全面支援しており、カサビ市長も訪日する。今回選ばれた選手は、三月十五日に約百人の選手が参加した予選大会を勝ち抜いた強豪。その多くがオリンピック出場選手を輩出している名門のピニェイロス・クラブの選手たちだ。
 選手団代表コーチは、同クラブのヘッドコーチで、東京やヘルシンキ大会など五つのオリンピックに出場したジョアン・ゴンサルヴェス・フィーリョ氏がつとめる。
 選抜チームには、日系三世の山本ヒデキ選手(24、男子60キロ以下級)と皆川カミーラ選手(17、女子63キロ以下)が選ばれている。皆川選手は、柔道家の父親の指導で三歳から練習を続けており、今回が初訪日。日本的にしっかりと相手と組んで投げるスタイルが基本で、背負い投げ、肩車などが得意。両選手は「いろんな選手と対戦して日本のスタイルを研究したい」と話し、技術向上を誓った。
 同選手団の通訳兼コーチを務める石井千秋さん(ミュンヘン・オリンピック銅メダル)は、「北京後のオリンピックを目指している実力ある選手ばかり。日本の選手にどれだけ通用するかわからないが、多くのことを学んでほしい」と期待している。

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