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人間育成に 重点置く=赤間学院、07年も上位=国の高等教育試験で=有名難関大学に高率合格

ニッケイ新聞 2008年4月25日付け

 サンパウロ市内屈指の優秀校として知られる日系学校の赤間学院(セントロ・エドゥカショナル・ピオネイロ=赤間エウザ澄子学院長)が、聖市内で一千校以上が参加した〇七年度のENEM(国家高等教育試験)の学校別成績で、〇六年に引き続き十四位に入った。公立校を除いた成績も〇六年と同じく十二位。〇五年では十六位だったことから、毎年変わらずに、高い学力を維持していることがわかる。並みいる外国系・民族系有名校をおさえての好成績に、赤間アントニオ晃平理事長は「とても嬉しい。波もなく安定した結果を今年もおさめることができた」と喜んでいる。
 同試験は、ブラジル教育省の教育研究院(INEP)が全伯の大学受験生の学力を調べるために実施。十科目、六十三問の質問と作文があり、五時間で回答する。九八年に始まった。
 〇七年度は全伯で一万八千七百九十八校から、約三百万人が受験。聖州内の平均点は五二・七〇四点、聖市内では五四・一一九点だった。ピオネイロ校は、これらを大きく上回る八一・五五〇点を獲得した。
 赤間エウザ学院長は、「特別なテスト対策をしているわけでなく、あくまで人間を育てることに重点を置いてきた結果」と話す。
 聖市内の私立校では、三年連続でヴェルチッセ校が八八・一一点で一位(全伯六位)。二位はモビレ校、三位は昨年二位だったバンデイランテス校、有名校のエタッパ校は二年連続で六位になるなど、上位に大きな順位変化はみられない。
 主な民族系学校では、十三位にミゲル・デ・セルヴァンテス校(スペイン系)、二十五位にダンテ・アリギエリ校(イタリア系)、ポルト・セグーロ校(ドイツ系)は、〇六年の四十七位から大幅アップして二十三位に入った(二十四位も同校第三校舎が獲得)。フンボルト校(ドイツ系)は三十七位。
 同校の前身は、故・赤間みちへ氏によって一九三三年に創立された「洋裁学校」。一九七一年に連邦政府公認ピオネイロ校となった。幼稚部、小中部、〇一年に発足した高等部があり全校生徒は、約八百人。
 赤間学院長によると、昨年末に卒業した高等部約三十人の生徒中、今年もサンパウロ大学、ウニカンピ、サンパウロ医科大学などの難関公立大学に、十三人が合格した。
 同学院では、数学の教育に力を注いでおり、毎年の聖州数学オリンピック大会では常にトップの成績。昨年、中南米各国、スペイン、ポルトガルからの代表者が集まりブエノスアイレスで開催された大会で、同校の代表者が、銅メダルを獲得している。

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