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NECロボット「パペロ」も登場=百周年・日本週間=日本企業の協力仰ぎたい=過去最大の日系イベントに

ニッケイ新聞 2008年5月9日付け

 「この二週間が勝負」――。サンパウロ市アニェンビー会場で百七十のイベントが行なわれる「日本文化週間」開催まで約一カ月。先月末、連邦政府から六百六十万レアルのルアネー法(企業が文化事業に所得税の一部を充てることが出来る寄付免税制度)が認可され、ブラジル企業からの大型支援が打診されているが、確定している協賛金はわずか六十万レアル。同週間のコーディネーターを務める高橋ジョー氏は八日、ニッケイ新聞の取材に答え、「ブラジルが日本文化を知る過去最大のイベントに是非参加してほしい」と日本企業も含めた各方面に支援を求めている。
 同週間は来月十三日から二十二日までの十日間、日本文化やブラジルで独自に発展を遂げた〃日系文化〃を紹介するイベントとして、ブラジルメディアにも大きく取り上げられている。
 日本の伝統音楽も取り入れている民族音楽バンド「MAWACA」と「ジャズ・シンフォニー・オーケストラ」との共演、人気ロック・ポップバンド「パット・フー」のボーカルで日系二世の父親を持つフェルナンダ・タカイさんのエンディングステージ、文協で毎年公演される「コロニア芸能祭」などのイベントが予定されている。
 さらなる目玉企画としては、顔や声で人物を識別、NECが開発したコミュニケーション可能型ロボット「パペロ」数台と技術者らも来伯、日本の最先端技術を伝える。
 表情豊かでどこか懐かしい雰囲気を持つ人形作りで近年、ニューヨーク、パリでも個展を開いた与勇輝(あたえ・ゆうき)さんの作品四十点も展示される予定となっており、様々な分野からの日本体験ができるイベントとなりそうだ。
 ルアネー法で認められた金額は、免税対象となるだけ。企業からの支援が必要となるのだが、現時点で確定しているのが、ウジミナスの六十万レアルのみ。事業総予算五百七十万レアルにはほど遠い。
 観光省(百五十万レ)や
セブラエ(六十万)、大手銀行からの大型支援の打診はあるが、ルアネー法認可が官報(Diario Oficial)に発表されなければ、銀行口座が開けないため、決定とはいい難い。
 しかし、時期が差し迫っているため、「来週から最終確認のため、関連企業を回りたい」と話す高橋氏。
 「日本企業からはアプローチすらない」と嘆きながらも、「日本文化紹介に一役買ってほしい」と協力を仰ぐため、残り一カ月に全精力を傾けたいとしている。

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