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ニッケイ新聞 2008年5月16日付け

 二十五日に七十周年式典を行なう岐阜県人会。現在のところ、母県から来伯が見込まれる慶祝団は百十一人と、かなりの大人数。県人会式典の訪問団としては最大規模だろう。岐阜県内はブラジル国内の自治体と姉妹都市提携を結んでいる市も多く、市長も六人来伯する。そのため、ブラジル内ではほとんどが別々に行動し、来伯時期も二十二日から二十四日まで、とバラバラ。歓迎する県人会では、空港への出迎えなど準備に大忙しだ。
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 十九、二十日にサンパウロ市バラ・フンダ区のメモリアル・アメリカラチーナであるシンポジウム「ラ米における日本人の存在」。七カ国の代表が集まり、それぞれのコロニアを語る興味深いシンポになりそうだ。残念なのは「対象は二世」のためポ・西語だけで行なわれ、日本語の同時通訳がないこと。コロニアの将来を語るに一世の出る幕はないのだろうが…。
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 百周年を記念してサンパウロ州立美術館(ピナコテッカ)で開催中の「色彩の開花 : 江戸時代の工芸展」が現在、小袖や小物、印篭などの展示品の入れ替えを行なっている。入れ替え後の展示は十六日から公開される。同展は六月二十二日まで。

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