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ピナコテカ=日系アート80年の軌跡=所蔵82点が7月末まで

ニッケイ新聞 2008年6月3日付け

 サンパウロ州立美術館(ピナコテカ)は一日から、ブラジル日本移民百周年を記念し、同館が所蔵する日本人・日系人の作品百十九点のうち八十二点を展示している。七月二十七日まで。
 間部学、大竹富江など著名な美術家の作品を始め、五十五人のアーティストの作品を展示。
 聖美会のメンバーとしてだけでなく、初めて日系社会外での美術展に出品した富岡清治の作品(二八年)から、最近発表されたものまでがあり、約八十年の日系アートの軌跡を辿ることができる展示会となっている。
 今回の展示会のため、新たに三十七作品が寄贈されたことを喜ぶアナ・パウラさん(同館キューレター)は、「日系アーティストをさらに知ってもらう機会になれば」と来場を呼びかけている。
 火曜日から日曜日までの午前十時から、午後六時まで。詳しくはピナコテカ(電話=11・3324・1000)まで。

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