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リベルダーデ=皇太子殿下のご通過に=歓迎準備着々すすむ

ニッケイ新聞 2008年6月18日付け

 皇太子さまが二十日午前十時半すぎ、東洋人街リベルダーデ街のガルボン・ブエノ街をお車でお通りになるにあたり、リベルダーデ文化援護協会(ACAL・池崎博文会長)が歓迎の準備を急ピッチですすめている。池崎会長によれば、同街にある大阪橋からリベルダーデ広場にかけて、日系子弟らに日伯両国国旗の手旗を振ってもらうほか、日本情緒の象徴、すずらん灯を装飾する。手旗は二千セットを用意、ACALは現在、その旗を振ってくれる子ども達を集めるため、日系学校の参加と協力を呼びかけている。
 皇太子さまは文協の移民史料館をご覧になったあと、リベルダーデ広場までガルボン・ブエノ街をお通りになる予定。
 日本とブラジルの国旗をデザインした手旗は二千セット用意。申し込みのあった学校の関係者には、ACALから必要人数分の手旗を事前に受け取ってもらいたいという。残りの手旗は当日、一般にも配布することが検討されている。
 同街の装飾では、運動会などでみられる万国旗の要領で、赤、白、緑、黄色と日伯両国の国旗をイメージした小旗をひもにたくさん並べ、二列にしてすずらん灯に吊るす計画だ。
 また日伯両国の国旗を一つにデザインした旗を半分にし、それぞれを同街両脇のすずらん灯の提灯の下に飾りつけたいという。「準備の時間がないので、これは一部だけでもできたらいい」と説明する。
 十七日午後現在の予定では、二十日未明から同街の住民を除いて、車両を通行止めにする。当日はロープで仕切り、子どもや一般人は歩道まで立ち入ることができる。
 カサビサンパウロ市市長もリベルダーデ広場の一角に立ち、皇太子さまを歓迎することに承諾しているという。
 同会長は「本番直前だがなんとか間に合わせたい。旗ふりでは日系の子どもやその家族に大勢来てもらいたい」と呼びかけている。旗振りの申し込みや問い合わせに関しては、ACAL(電話11・3346・6960)まで。

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