コラム　オーリャ！

ニッケイ新聞　２００８年６月２８日付け

　きょうサンパウロ市チエテ環境公園で大凧が揚がる。静岡県浜松市の大凧だ。関係者によれば、来場者は五万人を見込む。サンパウロの百周年式典より多い人数だ。ブラジル人の子ども達を大勢呼んでいるという。
　静岡市出身のオーリャ子にとっても、浜松の凧揚げ合戦は幼いころの思い出。鮮やかにデザインされた二メートル四方以上の無数の大凧が勇壮に舞う姿を記憶している。
　今回のサンパウロの凧揚げは、移民百周年行事として浜松から凧揚げ団が来伯して実施する。数メートルある大凧を大人が束になって揚げる様子は迫力あるはずだ。
　今月二十四日、凧揚げ団がリオ・コパカバーナ海岸で揚げた時には、ほぼ無風状態でだいぶ苦労したそう。きょうは風も程よく吹き、日伯友好のシンボルがサンパウロの大空高くに舞うことを期待したい。（泰）