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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年7月1日付け

 皇太子さまは滞伯中、訪問先で日系人と接見された。その際の迎え入れられた側の服装で面白いことがあった。
 サンパウロでのこと。二世女性の一人が、ブラジルでは新しいモーダとされる、上着が長いコンジュントを着用して会場に行ったそうだ。
 ところが、接見室に入る前に、「係員」から上着をぬぐよう指示された。せっかく招かれた席なので「失礼な」といわず、指示にしたがったという。
 どうやら、上着をオーバーコートと間違えられたようである。係員は、もちろん男性、女性には「日本から来ていた人」と見えた。
 招待が決まった時、最も自身に似合うように新調したコンジュントであったとすれば、指示した係員は、随分ヤボなことをしたものだ。女性のモーダに疎かったのか。ちなみに皇太子さまは平服らしかった。(神)

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