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太鼓協会=百周年太鼓フェスティバル=6日、サンカエターノで

ニッケイ新聞 2008年7月5日付け

 ブラジル太鼓協会(矢野ペードロ会長)は、「ブラジル日本移民百周年太鼓フェスティバル(第五回全伯太鼓選手権大会)」を六日午前九時からサンカエターノ・ド・スール市のパウロ・マシャード・デ・カルヴァーリョ市立劇場(Rua Tibagi-altura da Av.Kennedy,2300)で開く。
 今年はジュニア十二チーム、リブレ十四チーム、マスター二チーム、エスペシャル二チームの合計三十チームが出場。ジュニアの部で優勝したチームは、来年三月に日本で行われる大会に参加することも決定した。
 矢野会長、立石守済渉外担当が案内のために来社。「迫力ある太鼓をぜひ見にきてください」と来場を呼びかけた。
 入場料は十五レアル。詳細等は同協会(11・3341・1077)まで。

出場料が高い?=一部で不満の声も

 今年の全伯大会開催にあたり、出場料が高いとして、一部関係者から不満の声が挙がっている。
 これについて矢野会長に聞くと、「昨年とほとんど変わらないチームが出場している」と説明し、「『出場料が高いから出ない』などの抗議の連絡は一件もきていない」と驚いた様子で話した。今回の出場料は二百五十レアル、加えて広告費が六百レアル。この値段は昨年とほぼ変わっていないという。
 会長はまた、「広告費は義務ではない。不足分は企業などに頼んで出してもらいたい」と説明。「協会として、全伯大会が始まった時から企業に頼んでお金を出してもらうように努力はしている」と現状を話した。
 ニッケイ新聞が今年不参加のチームに問い合わせたところ、「今年は(百周年式典の千人太鼓など)出費が重なったために、出場を諦めた」と語り、出場料については言及しなかった。

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