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環境問題にも取り組み=日本海外協会の今村会長ら

ニッケイ新聞 2008年7月9日付け

 一九六三年創立の社団法人日本海外協会(創立当時は全国海外協会連合会)。同協会は「移住、留学者への情報提供」「旅券に関する知識普及」「日本で活躍したい人々への手伝い」の三本柱を中心に活動を行っている。同協会から環境問題に関して、ブラジル視察のために、このほど今村忠雄会長、阿南英雄専務理事、パウロ・ヴィンシーブス・ケイロス・ソウザ理事たちが訪れた。
 今村会長は「ブラジルに移住して、百年を契機にお互いが分かってきた。これからは環境問題に力を入れるべき、その中で一番重要なのが植林。今回はその視察のために訪れた」と来伯理由を語った。
 阿南専務理事は今回の滞在中を振り返り「『植林は簡単なものではない』『移住者には想像しなかった問題がたくさんあった』『人が良くて、優しい。日本の若い世代と交流すべき』という三点が分かった。今回の滞在中に目で、体で体験できたことを、これからの植樹に生かしていきたい」と希望を述べた。
 一行は十四日に着伯し、二十五日に離伯した。滞在中、イグアスー移住地、イタイプーダム、グアタパラ移住地など視察、植樹を行った。一行は九月と十一月に再来伯する予定。

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