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元「歌のお姉さん」が来る=キリスト教連盟の招きで

ニッケイ新聞 2008年7月22日付け

 ブラジル日系キリスト教連盟(長田光夫理事長)は、八月三十一日午後三時から、サンパウロ市の文協大講堂で、ブラジル日本移民百周年記念コンサートを、元NHK教育テレビ「歌のお姉さん」の森祐理さんを迎えて開催する。
 日本で被災地などでのコンサートをおこなっている、クリスチャン歌手の森さん、マネージャーの岡さん、ピアノ伴奏の尾形さんが、八月二十六日に来伯。九月十五日まで滞在。
 プログラムは、一、二部に分かれていて、一部〈心の故郷を歌う〉「友だち賛歌」や「愛燦燦」「数えよ主のめぐみ」など、二部〈幸せ運べるように〉「うたにのせて」「主はすばらしい」「もしも私が」がある。他に「シャボン玉―主は我を愛す」や「主は生きておられる」、坂本九さんの「上を向いて歩こう」などを日伯両語で歌う。
 森さんは、阪神淡路大震災で弟を亡くしたのを機会にNHKを退職し、被災地コンサートに立ち上がった。今までに新潟中越地震や能登半島沖地震、スマトラ地震、台湾地震などの被災地に赴いた。九五年から刑務所慰問コンサート活動を開始、北海道にある重罪人の網走刑務所を含め、十三年間で四十回を超えるコンサートを行い、日本の法務大臣顕彰を受賞した。
 森さんのコンサート日時と会場は、◇八月二十九日午後八時、ポルトアレグレ市のコレジオ・アメリカーノ講堂、◇三十日午後七時、ジアデマ市立劇場、◇九月三日午後七時半、モジ・ダス・クルーゼス文協会館、◇五日午後八時、パラー州カスタニャール農業高校講堂、◇七日午後三時、サルバドール近郊マッタ・デ・サン・ジョアン教会、◇十日午後八時、ソロカバ市立劇場、◇十二日午後八時、プレジデンテ・ベンセスラウ文協会館、◇十三日午後七時半、ポンペイア市西村学園・体育館、◇十四日午後三時、バウルー市歯科大学講堂。
 佐藤浩之牧司は「網走刑務所で彼女の歌声に涙した程です。沢山の人に観に来てもらいたい」と呼びかけた。
 文協での公演は入場無料だが、保存できる食品一キロ持参、としている。問い合わせは長田理事長(11―2979―0598)まで。

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