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商議所=4時間でブラジル景気分かる=部会長シンポを7日に

ニッケイ新聞 2008年8月1日付け

 BRICsの一角、ブラジルの本当の景気動向が四時間で分かる――ブラジル日本商工会議所最大の年中行事、業種別部会長シンポジュームが七日午後二時から六時まで、ホテル・インターコンチネンタル・サンパウロで開催される。
 総務委員会の松田雅信委員長(パナソニック・ド・ブラジル社長)は「インフレ懸念、金利変動などが各業界にどのような影響を与えているか。先進国の不調を補完する活躍が期待されているブラジルの傾向と現状が、一回で分かります」と説明し、「会員以外の方もぜひ参加を」と幅広い来場を呼びかけた。
 企画戦略委員会の田中一男委員長(伊藤忠商事南米総支配人)も「ブラジルは投資先としても日本から大変注目されている」とし、平田藤義事務局長も会議所の会員企業が〇四年の百四十一社から現在は百五十五社と一割程度も増えており、ブラジル熱が高まっていることを強調する。
 今回は〇八年上期の回顧と下期の展望をテーマに、コンサルタント、金属、貿易、化学、機械金属、自動車、食品、電気電子、建設不動産、運輸サービス、繊維など十一ある各部会が十分間で発表し、質疑応答をする。
 個別テーマとして知的財産権問題も扱う。ブラジルの好景気に伴い、近年は繊維、二輪、家電業界などで意匠権の侵害や模倣品が増えていることから、認識を深めようという試み。
 同時通訳付きで入場無料。会場住所=Hotel InterContinental Sao Paulo(Alameda Santos, 1123)

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