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慶応大学創立150周年=「漢方に学ぶ健康」=USPで記念シンポ=18日

ニッケイ新聞 2008年8月5日付け

 サンパウロ大学(USP)と提携を結ぶ慶応大学が今年、創立百五十周年を迎えるのを記念して、「漢方に学ぶ健康の考え方」と題した市民講座が、十八日午前十時半から、サンパウロ市内のサンパウロ大学医学部講堂で開かれる。移民百周年記念、サンパウロ大学サテライトシンポジウムの一環。入場無料。
 講師は、慶応大学医学部漢方医学センターの渡部賢治助教授。日本の伝統医学である漢方の観点から、病気にならずに健康的に長生きするためのアドバイスなどを、わかりやすく説明する。
 ポルトガル語の通訳は、日本や中国で漢方を学んだサンタクルス病院東洋医学部の秋山一誠医師が担当する。
 同医師によれば、漢方とは、脈診・舌診・腹診など、東洋医学の伝統的な診断方法に基づき、それぞれの患者にあわせて漢方薬の治療をおこなうもの。西洋医学と併用し、高い治療効果があげられるという。
 横田パウロ・サンタクルス病院理事長と秋山医師は先月三十一日、同病院で記者会見を開き、「漢方医学の専門家から話を聞くことができる貴重な機会。健康に関心のある人はじめ、多くの人に参加してもらいたい」と呼びかけた。
 なお、同月十七日、医学関係者を対象にした講演会も開かれる。
 講演会の参加には、事前に電話予約が必要。申し込みは、秋山医師の事務所(11・3885・0300)まで。会場=(Teatro de Faculdade de Medicina da Universidade de Sao Paulo)/住所=(Rua.Doutor Arnaldo,455)

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