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東西南北

ニッケイ新聞 2008年8月6日付け

 八日が開会式のオリンピックだが、六日に女子サッカー、七日に男子サッカーの試合があり、女子はドイツと、男子はベルギーと対戦。一方、北京ではブラジル式シュラスコが好評。レストラン・アラメーダでは、カイピリーニャ始め、ダイエット・タイプのフェイジョアダ、ポン・デ・ケージョ、海老のモケッカなども食べられる。シュラスカリア・ラティン・グリリョウゼの客は七割が中国人だが、初期の客は牛肉を食べることをためらっていたとも。
     ◎
 ブラジルでは、糖尿病や高血圧などで腎臓機能低下の患者が最低一千万人。うち約八万人が人工透析を受けているが、透析のできる病院や機械の不足で、透析開始までに二~三カ月とか、真夜中や往復五百キロかけて透析という例もある他、通常は週三回の透析が週に一度しか受けられない例も多い。腎移植希望者リストに登録している人も多いが、糖尿病や高血圧は、早期に発見し治療を開始すれば、透析不要なことが多い。定期検診などによる早期発見が肝要だ。
     ◎
 サンパウロ州ボア・ヴィスタの交通局長運転の車が三日夜、サンパウロ市内で二人乗りバイクを引っ掛け、十九歳の女性が死亡、男性が軽症を負った。飲酒運転と見られる局長は初期救助後に現場を逃走。担当者の不祥事にボア・ヴィスタ市長は局長を更迭したが、警官がヘルメットのひさしを上げたままバイクに乗るなど、範を垂れるべき人の違反も多い。
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 二年前の選挙に出馬した後、今年の選挙にも立候補した人の財産は二年で平均四六%も増えたとの報。どこからどうやって集めたかは記載されてないが、州都議員は平均的州都民に比べ四十五倍金持ちとの報は、お手盛り給料の結果か。

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