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〃102歳児〃昇地三郎さん=サンパウロ市4カ所で再来伯講演=16日に誕生日会も開催

ニッケイ新聞 2008年8月8日付け

 幼児教育や知的障害児教育の先駆者として知られ、昨年八月のブラジル講演で好評を博した曻地三郎さん=しょうちさぶろう・福岡市在住・101歳=が今月再来伯し、十六日午後一時から、サンパウロ市内の宮城県人会会館(ファグンデス街152)で、「心の教育」と題して、移民百周年記念講演をおこなう。入場無料。滞在中は計四カ所で講演する。
 「禍を転じて福と為す」の精神で歩んだ百二年の人生や手作りおもちゃを紹介、健康の秘訣も明らかにする。昨年に引き続き、棒体操や黒田節も披露する。
 ポルトガル語の通訳は、福岡県九州大学の研究生として昨年日本に滞在した吉本武志アンドレーさんが担当。曻地さんは、同講演のために、吉本さんから半年間にわたり、ポルトガル語を学んできたという。
 ブラジル滞在中に百二歳の誕生日を迎える今年、四年連続の世界一周講演旅行に挑んでいる。今月四日から来月十二日にかけて、ニューヨークの国連本部、ブラジル、ドイツ、フィンランド、スエーデン、トルコほか初めて訪れるアフリカのセネガルなど、十一カ国を訪問。各地で記念講演をおこなう予定。
 また、十六日の宮城県人会での講演後、同日午後七時から、同区内のニッケイ・パラセホテルで、曻地さんの百二歳の誕生日会が開かれる。参加費は五十レアル。申し込みは援協広報担当の川守田さん(電話11・3385・6607)まで。
 案内に来社した援協の菊地義治副会長、坂和三郎副会長、川守田さん、吉元さんは「教育者、福祉事業家として豊富な経験をもっておられる先生の講演ですので、ぜひ多くの方の参加を呼びかけたい」と話した。

 【他の講演日程】
 八月十三日午後二時=ブラジル創価学会インターナショナル(BSGI)会館(Rua.Tamandare,1007)、同日午後四時半=SESCカルモ(Rua.dos Carmos,147)、同月十四日午後二時=サンパウロ大学講堂(Cidade Universitaria-Agendamento)。

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