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ニッケイ新聞 2008年8月12日付け

 半世紀を迎えたブラジル愛知県人会。式典会場には県費留学生や研修生として愛知を訪れていた二、三世の若者たちが、式典を手伝うために多くの人が参加していた。五代目の林アンドレ会長以降、会長はじめ中心が二世に世代交代してきた同県人会。今回の式典も二世たちを中心に行われ、予定時間の二時間できっちり終了した。若者離れが懸念される県人会活動において、同県人会はうまく世代交代を行ってきたといえそうだ。
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 ニッケイ新聞本社ビル前のグロリア街にあり、一九七三年にサンパウロ州と三重県の姉妹都市提携を記念してつくられた三重県橋の赤い手すりが、三重県人会の記念式典を来週に控えた十一日午後、きれいに塗り直された。リベルダーデ地区の再活性プロジェクトの一環なのだろうか。手すりの修復もいいが、でこぼこの通路と、破損だらけで汚れの目立つ旧すずらん灯も早く直して欲しいところ。直してもすぐに汚されてしまうのだが。
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 インディオの支援活動を通し、現代社会と自然との共生を訴える南研子さん。すでに還暦を迎えたとは全く感じさせないパワフルな女性だ。講演を聞きながら、「若々しさの秘訣はアマゾンにあるのかも?」と将来アマゾン行きを考えた女性記者。その思惑に反して、「先のことを不安がらず、今を楽しむ」と意外と簡単。でも本当に難しいのはどっち!?
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 七日に亡くなった高野芳久・元県連会長の初七日は十日午後、サウーデ区の西本願寺で営まれ、約百人が参集した。四十九日は九月二十一日午前十時二十分から、同寺で行なわれる。

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