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毎日書道展、日本刻字展=ブラジルから受賞者多数

ニッケイ新聞 2008年8月15日付け

 第六十回毎日書道展(毎日新聞毎日書道会主催)に今回もブラジルからの応募者が好成績を残した。応募したのは茨城書道会、書道愛好会のメンバーら十五人。佳作賞(二回目)に小林月仙さんの作品が選ばれ、石川爽香(十)、若松如空(九)、根本碧水(四)、鈴木美津(六)、黒木美沙(二)、山本郁子さん(初)らが入選した。(カッコ内は入選数)。
 石川さんは十回目の入選となるため来年からは「無鑑査」扱いとなる。同書道展は、国立新美術館、東京都美術館などで七月に開催された。
 なお、東京都美術館で三月に開催された「日本刻字展」には、日本刻字協会賞に若松如空さんが選ばれ、特選には、マリオ・ルッソ・ジュニオルさんがその名を連ねた。
 佳作賞には、小林月仙、大塚弥生、河原眸、鈴木素心、三好芳信、万紀スエリ、福地成伸さんが入賞した。
 若松さんは、「書き手がどんどん増えてきている」とブラジルでの書道の普及を喜び、「今年は百周年ということもあり、様々な展示会がある。ブラジル人の目に触れることもあり、活動が広がっていくのでは」と期待を込めて話した。

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