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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年8月20日付け

 沖縄県人ブラジル移住百周年の準備が大詰めを迎えている。
 与儀昭雄氏が二世初の県人会長に就任したのが〇五年。〇六年に懸案だった沖縄文化センターとの合併が決議され、〇七年、百周年のための実行委が設立された。
 それから一年半。変更はありながらも、当初企画された記念事業・行事の準備は資金面を固めながら着々と進んでいる。数日後には母県からチャーター便も到着する。
 最近では、笠戸丸で移住した県人の子孫百人あまりが集った。こうした企画が可能なのも、第一回移民の四割を占める同県人ならではか。
 大所帯の県人会だけに、決して平坦な道のりではなかったと思う。それでも先週開かれた最後の合同委員会は、県系社会全体で百年の節目を祝おうという空気に包まれていた。五日間の祭典がどのようなものになるか、注目したい。(ま)

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