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アフロード・アルジャ花祭り開幕=馥郁と春の訪れ告げる=笠戸丸の模型も登場

ニッケイ新聞 2008年8月27日付け

 汎ズットラ花卉生産者協会(AFLORD、林広高会長)主催の「第十七回アフロード・アルジャ花祭り」が、アルジャ市のアフロード展示会場で二十三日午前、盛大に幕を開けた。
 開会式には約二百人が出席。林会長はあいさつのなかで、無事開催できたことを喜び、関係者らの協力に感謝していた。
 来賓として出席した飯星ワルテル連邦議員、JICAの千坂平通聖支所長、レアル銀行の清水オリジオ取締役らががそれぞれ祝辞を述べ、鏡割を行った。
 開始時は曇り模様だったものの、昼前には晴天となり、多くの来場者が詰め掛ける幸先の良い幕開けとなった。
 ブラジル最大規模を誇る蘭の展示は毎年約四万人が足を運ぶ同祭の目玉。今年も様々な蘭一万株が人々を出迎える。
 他にもカトレア、紫陽花、シクラメン、ガーベラなどが色鮮やかに会場を彩る。
 百周年を記念し、会場中央に設置された全長九メートルの笠戸丸の模型が会場の目を惹いた。
 生け花の展示など日本文化と移民の歴史するコーナーもあり、移民のサッペ小屋などの展示も来場者の関心を呼んでいた。
 同祭は、九月七日の最終日までの毎週末、開催される。
 【会場住所】Av.PL do Brasil,km4.5,Aruja。
 入場料は十四レアル(六十歳以上および学生、八歳以下は半額)。前売り券は十二レアルで、リベルダーデのアベ・ツリズモ(Praca da Liberdade,118-4andar-s/42、電話=11・3107・0100)または金澤製菓(Rua Galvao Bueno,379、電話=3207・1801)で取り扱っている。
 会場へのバスは、チエテ・バスターミナルからパッサロ・マロンまたは地下鉄アルメニア駅からズットラバス。期間中、アルジャのバスターミナルから会場までタクシーが特別価格で運行する。会場の駐車場は七レアル。
     ◎
 また、二十七日午後七時から、三度目の来伯となる正木はじめさんのディナーショーがアルジャ文協(アジリア・バルボーザ・ネベス街884)で開かれる。一人五十レアル。
 同祭に関する問い合わせはAFLORD(電話=11・4655・4227)まで。

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