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総領事館=海外邦人安全対策協議会=データ上は犯罪減少だが

ニッケイ新聞 2008年9月3日付け

 在サンパウロ日本国総領事館(西林万寿夫総領事)による海外邦人安全対策連絡協議会が、八月五日午後、同多目的ホールで開催された。
 進出企業、日系団体関係者など約二十人が出席。最近の治安情勢の報告が行われたほか、対策案について意見を交換した。
 清水俊昭警備担当領事は、保安局の出した〇八年上半期サンパウロ州犯罪発生データの誘拐件数が昨年比五〇%減少したことなどを挙げ、犯罪全体の発生件数は減少傾向が見られるが、被害届出が三割と言われており、数字上のみだろうとまとめた。
 特に新しい方法による犯罪はないが、運転中の信号待ちや渋滞時に狙われるケースや、リベルダーデやセントロ区での少年らによるすり、ひったくりが依然多発しているとの報告がされた。
 六月の法改正により強化された飲酒取締に関して、清水領事によれば「今後検知器増加が予定されている」という。アルコールが抜けるにはビール一杯で四時間かかることや二日酔いでも感知されるとの話がされた。
 その他に、邦人被害者の泣き寝入りが多いとのブラジル警察の話を挙げ、「犯罪データ分析がその未然防止へつながる。もし被害に合った場合は面倒でも警察と領事館へ通報を」と呼びかけた。
 イビウナ市で五月から立て続けに起きている拳銃所持家屋侵入強盗については、清水領事が管轄警察を訪問し、警ら強化と迅速な捜査を依頼。管轄警察によって両国語で注意喚起のパンフレットが作成・配布されたと報告がされた。
 その他、領事館の作成した災害・暴動時の緊急連絡網などが配布され、閉会した。

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