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レジストロ=今年は「融合の灯篭流し」=百周年記念で催し多彩に

ニッケイ新聞 2008年10月04日付け

 今年は「融合」テーマに――。五十四回目となるレジストロの灯篭流しが十一月一、二両日、リベイラ川をのぞむベイラ・リオ広場を中心に実施される。
 レジストロ市百周年委員会と同地文協、ベースボール・クラブ、市と日蓮宗恵明寺が共催。市商業協会とレアル銀行、セブラエ、sabespが後援。一万人の来場が見込まれる。
 地域を挙げて百周年の諸行事・事業を実施してきた聖南西・リベイラ地域とレジストロ。案内に訪れた山村敏明実行委員長(同地区百周年実行委員長)と金子国栄・レジストロ文協広報担当理事は、「今年は、百周年を通じて進んだ日本とブラジル、さらに聖南西・リベイラ地区の『融合』をテーマに開催します」と力を込める。
 一日は午後六時半から和太鼓、同文協の民謡大和会による踊りのほか、盆踊りなどを行なう。午後十一時ごろまで。
 二日は午後三時から相撲、ショーに続いて五時から水清め式。開会式後、六時半から先亡者慰霊祭を執り行なう。なお同日午前九時から、リベイラ川にかかる州道116号の橋のたもとで生長の家による先亡者慰霊が行なわれる。
 食広場では例年通り、文協やリベイラ沿岸日系団体連合会(FENIVAR)が出店し、名物のマンジューバはじめ日本食などの料理を販売する。
 メインの灯篭流しは午後七時半ごろから。今年も二千五百基の色とりどりの灯篭が、夕闇の川面を照らす。日蓮宗のほか、APAE、AMEなど地元福祉団体も灯篭作りに参加する。
 例年雨が心配される灯篭流しだが、今年は踊りや相撲、食などの広場全てをテントで覆う計画だという。山村、金子両氏は、「今年もたくさんのプログラムを用意してお待ちしています。ぜひお出かけください」と来場を呼びかけた。
 問合わせは電話(13・3822・4144)。灯篭流しのサイトは、www.tooro nagashi.nw.org.br

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