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総領事館=歯科診療できる保健所=草の根資金でミラカツに

ニッケイ新聞 2008年10月9日付け

 在サンパウロ日本国総領事館による「ミラカツ市保健所建設計画」への草の根・人間の安全保障無償資金協力で完成した保健所の供与式が、九月二十六日、ミラカツ市内オリベイラ・バロス区の同保健所で行われた。
 調印式には、西林万寿夫総領事、デア・ファッチマ・ヴィアナ・モレイラ・ダ・シルバ同市長の代理でニュートン・タケシ・シオイア室長が出席して行われた。
 同地区は一九八四年巡回保健アドバイザー二人と週半日勤務の医師一人の農地保健所が設置されたが、その後人口が増加したにも関わらず、衛生基準に満たない狭くて不適切な施設で診療を続けてきた。さらに歯科診療を行っていないため、住民のニーズに応えられていなかった。
 今回の協力は、歯科診療室を備えた新たな保健所を建設したもので、約十三万九千レアル協力した。

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