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百周年記念・武道デモンストレーション=日本武道館から73人来伯=松永団長「多くの人に見てほしい」

ニッケイ新聞 2008年11月7日付け

 百周年を記念して武道紹介や交流会を行うため、財団法人日本武道館(松永光会長)のブラジル訪問団七十三人が六日に着伯した。七日にセミナー、九日にはデモンストレーション、交流会などを行う。松永団長はじめ各武道の代表者が、六日午後二時から文協貴賓室で会見した。
 松永会長は、最初に武道館の歴史、成り立ちなどを紹介した後に、日本武道館の役割や目標を説明。「武道は礼に始まり礼に終わる、礼儀を重んじるスポーツ。数百年間独特の文化として継承されている」と話し、「武道は体と精神を鍛えるもので、多くのブラジル人に見てもらい、理解してもらいたい」と来伯の目的を話した。
 続いて、初實剣理方一流甲冑抜刀術の神崎勝さんが、真剣を使ったデモンストレーションを行った。水で濡らした井草を何重にも巻いた巻藁を真剣で切ると、来場者たちから大きな拍手が沸き起こった。
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 七日は午後七時から文協大講堂(Rua Sao Joaquim,381)で「武道セミナーと武道演武の集い」を開催。「武道の歴史とその精神」、実技紹介と解説「技に秘められている武道の心を探る」などを行う。
 九日はマウロ・ピニェイロ体育館(R.Abilio Soares,1300,Paraiso)で、午前十時から午後十二時半まで交流稽古会、午後二時五分から午後四時三十八分までデモンストレーション、午後五時から午後六時までワークショップ。

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