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エスペランサ婦人会=慈善茶会の収益8千レ=福祉など5団体に寄付

ニッケイ新聞 2008年11月8日付け

 エスペランサ婦人会(熊谷美寿江会長)は、十月二十二日に行った「第三十一回慈善茶会」の収益金の九割にあたる八千レアルを、同サロンで五日、サントス厚生ホーム(二千レアル)、やすらぎホーム(同)、パウリスタがん撲滅女性の会(同)、サンパウロ人文科学研究所(千レアル)、ブラジル療育音楽ボランティア協会(同)の五団体に寄付した。
 正午から行われた贈呈式には、各団体の代表者と同婦人会の会員約四十五人が出席。熊谷会長はあいさつの中で、現在ある十五教室と約三十のグループや、茶会やバザーなどの慈善活動を紹介。会員らの福祉精神によって寄付活動が支えられているとし、今年も寄付ができて嬉しいと話した。
 続いて、寄付を受け取る団体の代表者が感謝の言葉を述べた。サントス厚生ホームの代表として出席した森口イナシオ援協会長は、感謝を込めて「家庭を守り責任ある立場にあって忙しい中、福祉のために活動をされていて素晴らしいと思います」と称えた。
 熊谷会長からそれぞれ小切手が手渡され、その後全員で昼食をとりながら、和気藹々とした時間を過ごし解散となった。
 親子二代で同婦人会員の荒木和江さん(67、二世)は、「家にいてもつまらないけど、こうして皆と一緒に作業できて、自分でも役に立てることがあるっていうのはありがたいですね」と話していた。
 同婦人会の教室などに興味がある方は、電話=11・3208・3249/3209・1380まで。

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