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自閉症療育「青空学級」=12月に3度目の発表会=「だんだん立派になってきた」

ニッケイ新聞 2008年11月20日付け

 サンパウロ自閉症療育学級「青空学級」(菊地義治代表)の「第三回学習発表会」が、十二月六日午前十時から正午まで、日教寺体育館(Rua Ibaragui Nissui,166、地下鉄ビラ・マリアーナまたはシャカラ・クラビン駅)で開催される。
 二〇〇六年四月の開設以来、日本で生まれた薬に頼らない生活療法をブラジルでは初めて取り入れ、自閉症児の「心作り・体作り・知的開発」を実践してきた同学級。昨年から着任した三枝たかこJICAシニアボランティアを始めとして、三人のブラジル人教師が指導している。
 当時六、七歳だった三人の生徒は、現在は十、十一歳。発表会ではその三人が縄跳びや自転車、バランスボード、また言葉の発声など、日頃の特訓の成果を披露する。
 案内に来社した保護者代表の矢野高行医師は、「本当に地味な訓練ですが、だんだん立派になってきています。ぜひとも様々な人に活動を知って、応援してもらいたい」と話し、来場を促した。
 同学級では十歳までの生徒も募集している。授業は平日五日間、午前八時半から午後三時半頃まで。毎日合計三十分のマラソンとポ語、算数、理科の授業がある。また、週一回の社会見学、週二回の水泳の授業などがある。
 発表後に軽食が出るので出席の人は事前に連絡を。また、平日の見学も可。発表会出席と見学希望の方は、援協福祉部(11・3385・6606)まで。

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