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県費留学OBの宮城さん=「美」メンバーとして里帰り

ニッケイ新聞 2008年11月26日付け

 今回の「美」ブラジル公演には、県費留学生OBで現在「美」の一員として活動する宮城美幸エリーザさん(23、二世)も参加し、故郷の舞台で踊った。
 二〇〇五年に沖縄県立芸術大学に留学して琉球舞踊を学んだ宮城さんは、現在は郵便局で働きながら「美」メンバーとして活動。今公演にあたっては、勤め先の協力で一カ月の休暇をもらって参加したという。
 文協での公演には、サンパウロ市在住の母・房子さん(57)はじめ親戚一同が駆けつけた。「思ったより良かったです」と房子さんは娘の舞台を振り返りながら、「いろいろ思い出しますね」と話していた。
 県人会での公演冒頭、玉城秀子家元は「一人前の教師としてブラジルに返したい」と語った。大田代表も、「故郷での公演で緊張したでしょうが、楽しく胸を張って成果を出せたのでは」と前夜の公演を振り返っていた。
 訪日後はじめての里帰り。二日間の公演を終え、宮城さんは「何とも言えない気持ちです。『美』の一員としてブラジルの舞台に立てるとは夢にも思っていませんでした」と喜びを語った。

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