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大耳小耳

ニッケイ新聞 2008年11月29日付け

 無料の図書貸し出しコーナーが人気の岩手県人会。口コミで評判が広がり、利用者が多い。毎月二百人以上が訪れ、八百から千冊ほど貸し出しがある。図書寄贈者も多く、戸棚の拡張を重ねても追いつかないようだ。「さすがに古い本は整理しないといけないね」と千田昿暁会長は嬉しい悲鳴。返却率はかなりいいそうだが、もしも本を返し忘れている人はお早めに。
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 リベルダーデの『らーめん和』がごま味噌や坦々などの冷やし中華三品を始めた。日本では、「冷やし中華始めました」という張り紙は、夏の風物詩。漫画家の東海林さだおさんが人気の食コラムで「何故冷やし中華は夏だけなのか」と憤慨しておられたが、冬の短いサンパウロでは、年間を通したメニューとして検討しているという。夏バテが気になるみなさん、ぜひお試しを。
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 文協大講堂で二十七日夜にあった「舞楽法会」。雅楽と声明の荘厳な雰囲気で公演がスタートしたが、文協新館でダンスの練習をしていたのかロック調の音楽が会場に漏れ、顔をしかめて席を移動する人も。文協も会場を貸し出すときは、総合的な配慮をして欲しいもの。

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