ホーム | 日系社会ニュース | アチバイア=日語校と日本人学校が交流=「明日があるさ」替え歌を合唱

アチバイア=日語校と日本人学校が交流=「明日があるさ」替え歌を合唱

ニッケイ新聞 2008年12月4日付け

 サンパウロ日本人学校(清水喜義校長)小学五年生の生徒十六人がアチバイア文協日本語学校(青山明政校長)を十一月十三日に訪問し、交流会を開いた。両校の生徒らは、ゲームや共同作業を通じて日伯の絆を深め、約一時間半の楽しいひとときを共有した。
 十六人を迎えたのは、日本語を学習している十一歳から十六歳までの十三人。自己紹介に始まり、二人一組になって行う「ジャンケンしっぺ」でまず緊張をほぐした。
 続いて日本人学校の生徒が考えたという「ドラキュラと人間ゲーム」や「だるまさんが転んだ」、宝探しなどで盛り上がったという。日語校の生徒は日本語が分からない時もあったというが、先生や友達に聞いたりして積極的に交流していた。
 最後は、日本人学校の生徒らが考えてきた「明日があるさ」(坂本九)の替え歌を、ポルトガル語に翻訳して全員で合唱した。
 今年七月から派遣されている三好亜希子JICA青年ボランティアは、「歌詞のニュアンスを生かして翻訳するのに苦労していました。せっかく考えてきてくれた歌詞だし、リズムに合わせなくてはいけないし」。
 わずか一時間半ながら、両校の生徒たちはめったにない交流を楽しみ、再会を約束して交流会は終了した。

image_print