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ニッケイ新聞 2008年12月4日付け

 ブラジル英霊奉祭会の第二部では、元陸軍大佐の京野吉男さんも舞台に立ち、「ブラジル軍も第二次大戦ではイタリア戦線で三軍とも犠牲者を出したし、ハイチの国連平和部隊でも死者がいる。そのような貢献者を忘れてはいけない」と演説した。会場には元空軍大佐の遠藤マリオさんら三軍の将官が姿を見せた。日本の英霊だけでなく、ブラジルの開拓移民や軍人の英霊にも平和を祈る発想そのものが、実に移民大国、多文化社会ブラジルらしい。
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 憩の園設立五十周年と移民百周年を記念して同園施設内に建てられた宮腰千葉太多目的ホール。千五百平方メートルの建物は壁がなく広々としているが、先日職員が電気の配線が盗まれているのを発見。壁なしは無用心ということでガラスをはめ込むことにしたという。わずか百レアルにも満たない被害だが、善は急げと吉岡会長。それに伴って募金を募っている。問い合わせは事務局(11・3208・7248)へ。
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 援協の地区委員総会で、優秀委員として表彰されたボリビアの井畑レネさんは、唯一の国外担当だ。総会に出席はできなかったものの、井畑さんの紹介で毎年十人位がボリビアから飛行機でやってくるとか。わざわざ人間ドックを受けに来る人もいるという。

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