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日本語能力試験=受験者数は小幅の伸び=全伯で3390人が挑戦

ニッケイ新聞 2008年12月20日付け

 国際交流基金が主催する日本語能力試験が七日、全伯八カ所で行われた。昨年よりも百五十五人増の三千八百九人が申込み、当日は四十五人増の三千三百九十人が受験した。
 二〇〇〇年から徐々に回復し昨年急増した受験者数。今年は過去三年間で最多だったが、百周年によって起こった日本文化ブームに関わらず、小幅な伸びに留まった。安定してきた兆しとも取れる。
 受験者数が最も多いのは、サンパウロ市の二千百七十九人。昨年よりも百五十七人増加したが、非日系の学習者が多いブラジリアは、三〇パーセント減の百四十四人だった。
 昨年公式な試験会場に指定されたばかりのマナウスでは、一七パーセント減の百十三人が受験した。
 試験は一から四級があり、最難関の一級は漢字二千字、語彙一万語を習得したレベル。レベル別受験者数は上級になるほど少ない。一級受験者数三百二十三人に対し、四級は千三百四十八人となっている。

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