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東西南北

ニッケイ新聞 2008年12月25日付け

 二十四、二十五日に予定されていた航空機パイロットや客室乗務員らのストは回避された様だが、オーバーブッキングや天候不順が原因の遅れなど、飛行機での旅はトラブルがつき物。四日間も遅れが続いたGOL社の便は、民間航空庁からキャンセルされる可能性も出てきており、早目に家を出る他、旅行会社などに事前情報を尋ねるなどの入念さが必要かも。
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 サンパウロ州海岸部一五五カ所での水質調査で、年間を通して海水浴に好適とされた場所は三九カ所(二五・一六%)のみ。一九九六年の一九%に次ぐ低い数字だが、サンセバスチオン市のマレーシアス、カンブリジーニョ、グアエカー、ウバツーバ市のヴェルメーリャ、ラゴイーニャ、カラグアタツーバ市のカプリコールニオ、マサグアスー、イーリャベーラ市のクラウ他、イグアペ市やイーリャ・コンプリーダ市の海岸などが良いらしい。
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 サンパウロ州のアンシェッタ街道で二十三日、ラジエーターの水が沸き返って火がついた車の消火を手伝おうとした男性が、直後に起きた爆発によって死亡した。男性が路肩に停まった後、現場に着いた消防士が放水し始めた途端爆発したもので、車の破片で頭部を直撃された男性は、救命処置を受けたが助からなかった。爆発した車の運転手と娘、消防隊員はケガもなく、別の青年が破片で軽いケガをしたという。
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 「クリスマスの精神は他者を思い、与える心」とイヴのテレビ放送。水害被災地では、避難所を四人のサンタが訪問(内一人はヘリコプターで来訪)などのニュースも流れた。街頭でクリスマス・キャロルを歌う人々やコンサート、キリスト降誕劇などもあるが、この気持ちが一年続いてほしいもの。

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