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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年1月27日付け

 旅のお供は、みかんにキャラメル。隣り合わせたあなたにも―とは現代の日本では気のいい「おばちゃん」のみの習慣だろうが、ブラジル人は電車などで飴などを取り出すと、必ずといっていい程周りの人にも勧めてくれる。
 夕方なんかおなかがすいて仕方がないのに、横でクチャクチャされると、頭に来るかも知れないが、彼らの気遣いはたとえ遠慮してもらわなくとも、大変気持ちがいい。
 そんな行為を見て、自己中心的に育った私は、小さい頃にお菓子を分け与えることが嫌で、よく母に「どうして妹にもあげないの」と叱られていたことを思いだし、自戒の念に駆られる。
 飴さえも独り占めできないブラジル人に尊敬の念さえ抱きつつ、菓子をきっかけに、おおらかで温かい彼らにもっと近づいてみたくなった。 (綾)

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