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熊本=漱石顕彰の「草枕」俳句大会=ブラジルから8人が入選

ニッケイ新聞 2009年1月31日付け

 熊本ゆかりの夏目漱石を顕彰する第十三回「草枕」国際俳句大会(熊本市と同実行委員会の共催)が昨年十一月二十四日に開催され、ブラジルからの参加者八人が入選、七人が佳作に入選した。俳句の部一般部門には、千二百二十七人、四千九十一句の応募があった。
 ブラジルからの入選者と句は次の通り。
【入選】
◎今井千鶴子選
枯茨移民百年此所にあり(土田真智女)
◎岩岡中正選
カーニバルアマゾンを航く鼓笛団(工藤未敏)
◎大岳水一路選
鍬胼胝を勲章として移住祭(菅原岩山)
◎岸原清行選
百年祭黒田節舞う五世の娘(山崎欣吾)
◎倉田紘文選
ハンモック天使のような子の寝顔(佐藤あさ乃)
百人に百のふる里移住祭(畠山てるえ)
◎寺井谷子選
移民の子ならば頑張れいわし雲(佐藤けい子)
◎坊城俊樹選
ブラジルの日焼は腹の底までも(栗原三峰)
【佳作入選者】=佐藤孝子、笹谷蘭峯、大枝百象、服部タネ、若林敦子、岩永節子、富樫雄輔 (敬称略)

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