ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年2月11日付け

 二百年前の三線発見!?――。本当なら母県でも明るいニュースになるだろう。琉球王朝時代の三線は戦災の影響などもあって沖縄でも少ない。海外では県人移住の歴史の古いハワイやペルーなどにあることが分かっているという。今回ブラジルで見つかったものが本物かは専門家の鑑定を待つしかないが、親川氏が持参したものであれば、少なくとも百年近く前のものであることは確かなようだ。沖縄県人会では、これからも古い三線の探索を行っていくという。詳しくは同会(11・3106・8823)まで。
     ◎ 
 文協評議員選挙への立候補締切り日まで、十日を切った現在、申請をしているのはわずか二十二人。〇七年四月の選挙時は、二・四年任期の百人を選んだとはいえ、二百以上が立候補しただけに少々淋しい感じがする。とはいえ、必ず立候補すると見られる候補の多くはまだ申請しておらず、駆け込みも多いと見られている。我こそはー! と思う会員は会費を納入しているか確認の上、是非参加を。
     ◎
 尊徳セミナーの最初に上演された二宮金次郎の生涯と哲学を紹介するアニメDVDは、二十分程度だがとても完成度が高く、大人も子供も理解できるように配慮されている。一生懸命に働く「勤労」、稼いだお金を節制して計画的に使う「分度(ぶんど)」、節制した分から他人や社会のために使う「推譲(すいじょう)」などがエピソードとともに紹介される。日系コレジオや日本語学校の授業で活用すれば、まさに日本の文化と歴史を同時に学べる絶好の教材になるのでは。欲しい人は神奈川協会(kanagawacultural@gmail.com、日ポ両語可)まで連絡を。

image_print