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東西南北

ニッケイ新聞 2009年2月12日付け

 アマパー州のインディオ、クリナ族の約五人が、三日に非先住民青年一人を殺害。牛を追っている時に部落まで来いと言われた被害者が、その途上でメッタ突きにされて死亡した。犯人らは遺体を二つに切断し、心臓と肝臓、ももの一部を食べた…との驚報。
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 今日十二日は、進化論で知られるチャールズ・ダーウィン生誕二〇〇年記念日。「種の起源」発表からは丁度一五〇年になるが、南米諸国とガラパゴス島の生物の類似性と相違に注目したことが進化論の根拠となった話は有名。ブラジル発見の恐竜の化石とアルゼンチンや日本で発見されたものとの共通性は、かつて大陸は一つだったとの学説に関連など、科学の発見は古代ロマンともつながる。一方、進化論の説く自然淘汰、選択論理への疑問も出ており、ブラジルの高校では進化論と共に創造論も教えようとの動きもある。科学を通じての真理探求も大切だ。
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 全国の市長を集めた席で、ルーラ大統領が「サンパウロ州の文盲率が一〇%」と発言し、九一年の数字だと訂正される場面があった。本当は「サンパウロ州には全国の文盲の一〇%がいる」という文だった。サンパウロ州の文盲率は四・六%だが、人口の二二%を擁するため、絶対数は多い。
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 十日付けアゴーラ紙によれば、サンパウロ市南部のパライゾポリスでは、二日以来の警官駐留で一六人を逮捕、クラッキ一キロと大麻二・五キロ、コカイン三〇〇グラムも押収。仲間を殺された青年達がPCCの許可を得て起こした抗議行動が抑制力を失って暴動になったというが、面白くないのは、商売の邪魔になる警官駐留を招いた張本人を処罰したいが思うように動けないPCC。地区リーダー逮捕で統率力を欠く組織のもろさだ。

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