ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

ニッケイ新聞 2009年4月1日付け

 サンパウロ市の地下鉄二号線に三月二十八日から新車両登場。一年かけて導入される一六台の第一号で、空調付、広い出入り扉、安全管理用カメラ、青(優先席)と緑の座席などが特徴で、車内映像は中央制御室と乗務員席で確認出来る。座席数は減るが、初日の乗客は口々に快適さを誉めていた。一四年のサッカーW杯までに予定の路線延長と全車両入替えは可能?
     ◎
 お役所などの利用者への応対の悪さは日伯共通(?)だが、ショッピングセンターや病院などでは、ホテル業者向けの訓練所指導員による指導を受ける所が出始めている。VIP向けの客室準備、顧客対応、衛生管理、業務管理などのノウハウが、他分野でも随所で生かされるという。一つの所で十分に訓練された人は、他の所に移ってもそれなりに適応していけるようだ。
     ◎
 三月二十八日に二五歳の誕生日を迎え、七月に大学も卒業する予定だった女子学生が、教会からの帰りに強盗に襲われ、両親の面前で射殺されるという事件が起きた。二十九日夜、リオ市役所の近くで三人組にカバンを盗られたカルラさん。研修先の銀行の名札と聖書だけは返してと訴え、返却された品物を手に歩き始めた直後、背後から首筋への銃弾を浴びた。母親は葬儀の参列者を前に、リオの町と犯行に及んだ青年達を静めて下さいと祈ったというが、犯人は、盗みなどの前科のある青年達らしい。
     ◎
 本日一日から、乗用車に設置する乳幼児用シートの新基準適用開始。Inmetroの安全証付きなど、一歳以下、一~四歳、四~七歳の三段階で形や着用方法に細かい規制がある。シート着用で死亡率は七一%、入院率は六九%減るという。

image_print