ホーム | 日系社会ニュース | 定住外国人向けサイト=内閣府HPで今月開設=4カ国語で生活情報提供

定住外国人向けサイト=内閣府HPで今月開設=4カ国語で生活情報提供

ニッケイ新聞 2009年4月2日付け

 日本政府による「定住外国人施策ポータルサイト」が今月一日から、内閣府のホームページ内に開設された。定住外国人や、外国人の相談業務に関わる人たちなどを対象としたもので、日本語、英語、ポルトガル語、スペイン語の四カ国語で各種情報などを提供している。同サイトのアドレスは、http://www8.cao.go.jp/teiju-portal/jpn/
 同サイトは、内閣府の「定住外国人施策推進室」が今年一月にとりまとめた「定住外国人支援に関する当面の対策」に沿って設置されたもの。
 一日現在では前記「―当面の対策」のほか、政策案内として教育、雇用、住宅、医療、年金など各種の生活情報、JICA(国際協力機構)の在留日系人支援策についての情報などが掲載されている。
 主な生活情報としては、「お子さんを持つ保護者の皆様へ」(教育)「外国人雇用サービスコーナー」「派遣・期間工で働く外国人の皆様へ」(雇用)、「国民年金制度の仕組み」「雇用保険」「生活保護」(生活支援)など。
 このほか、関係する政府機関や民間団体、外国人が多く暮らす自治体のホームページへのリンクなども張られている。
 今後は、関係有識者による「定住外国人施策ポータルサイト企画・運営検討会」が設置される予定で、同検討会の意見をふまえ情報の充実を図っていくとしている。

image_print