北米生まれのストレス解消法＝「スリーインワン」の藤田さん＝20日、宮城会館で説明会

ニッケイ新聞　２００９年４月１６日付け

　北米生まれのストレス解消法「スリーインワン」の指導員で現在来伯中の藤田悠貴さん（３１、神奈川県）が、二十日午後二時からデモンストレーションを兼ねた説明会をリベルダーデの宮城県人会館（ファグンデス街１５２）で催す。
　「物事に行き詰まりを感じている人、恋人や家族との人間関係がうまくいかない人、幸せになりたいと思っている人にぜひ知ってもらいたい」と藤田さんは参加を呼びかけている。
　スリーインワンとは、全身の筋肉を分析してストレス状態などを診断、解消へと導く方法。百種以上の技法で各個人のさまざまなストレスと向き合う。
　藤田さんによれば、ストレスは過去の失敗や嫌な経験からくる人間防御反応だという。つまりストレスを感じるのは、自分や他人が悪いのではなく、過去の経験が邪魔しているもので、同方法ではそこに重点を置き、心と体のバランスを修正していく。
　あらゆる年代の人、あらゆるストレスを扱うことができ、「老後の不安を抱えている人でも、複雑な家庭環境で悩んでいて人生を楽しめない人でも、この方法で何かしら変わると思います」。
　実際に人間関係などで悩んでいた二年前、同方法と出会った藤田さんは、「明らかに自分が変わって人生を楽しめるようになった」と語る。のめり込むように猛勉強をし、治療を行うためのファシリテーター、生徒に教えるためのインストラクターの資格を取得。
　説明会では、デモンストレーションを交えて同方法の考え方や理論を説明。また日常生活の中で使える簡単なストレス解消法も紹介する。後日、約十人限定で有料セッションを行う予定。
　藤田さんは二十六日に帰国し京都で行われるスリーインワンの世界大会に参加後、七月頃に再訪伯予定。「今後は大好きなブラジルを拠点にして普及活動と、語学勉強などをしたい」と話している。
　説明会は無料。問い合わせは藤田さん（１１・９６９２・３２３９）まで。写真＝米国スリーインワンコンセプツ社認定指導員の藤田さん