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ニッケイ新聞 2009年4月21日付け

 日伯交流年兵庫県実行委員会(西村正委員長)が先月、解散総会を開いた。四月には皇太子殿下も出席された式典、交流事業として、「友情の灯」、「六甲の美味しい水」を神戸港から送り、交流団も派遣するなど、大いに盛り上げてくれた。さて、こちらの百周年協会。四月に予定されていた解散総会は実施の噂すら聞こえず、会計も最終報告が終っていない。全く後は野となれ山となれの状態だが、文協選挙でそれどころではないのかも。
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 毎日新聞サイト二十日付けによれば、県内の国際交流団体などで作る三重国際交流団体連絡会(MIEC21)は日系ブラジル人向けにポルトガル語版の津市地図を発行した。ブラジル料理店やコンビニ、ハローワーク、県庁などの公共施設、日本語学校、災害時の避難所などを地図で詳しく説明。日ポ語表記と立派だが、五百部を市役所や外国人登録窓口のみで配布だとか。当事者の手に届くことを祈る。
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 北海道河東郡音更町にパラナ州ロンドリーナ市の日系人農家が育てたコーヒー豆を取り寄せている喫茶店がある。十勝毎日新聞が報じた。店主夫婦はボランティアとしてパラナ移民資料館の館長を務め、ブラジルにパークゴルフを持ち込んだ谷川悟、節子夫妻。ブラジルから取り寄せた焙煎機でじっくりと手煎りし、さらにメニューには「パステル」も。添え合わせにはもちろんビナグレッテ。夫妻の活躍に期待。

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