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大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年5月5日付け

 千葉県人会念願の新会館が完成した。地下鉄ジャバクアラ駅から徒歩一分という好立地。地上三階地下一階、駐車場も完備しており、今週末には家具などをそろえる予定だ。二人部屋の学生寮(広さ十三平方メートル、家賃一人三百レアル)は既に入居している人もあり、申込みも来ているとか。連絡は原島会長(11・5012・3379)まで。
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 国士舘大剣道部と二天研究所の古武道交流。日本の学生は異国の地での緊張も手伝ってか、当初は礼儀正しさより硬さが目立ったが、演舞が始まり声が出始めてから表情も緩んできた。一方ブラジル側の生徒も着座(正座)や礼をきちんとこなし、防具をつけたらブラジル人だと分からないほど。しかし日本の学生に聞くと、ブラジル人の演舞は「型にとらわれていない」そう。素人目には分からないが、これもお国柄か。
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 コロニアでお馴染み、イタペセリカの運動会でも披露されたレプレーザ連による阿波踊り。毎週金曜日にレプレーザ文協で練習している。指導している長井アメリアさん(二世)によれば、海外で唯一の阿波踊りの団体で徳島県からのお墨付きとか。百周年式典では二百四十人の総踊り、今回は五歳の子供を含む総勢四十人が県から寄贈された半被を身にまとい踊りを披露した。「(運動場だと)下駄の音がならないので残念、本当はもっと綺麗です」と長井さん。
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 国際交流基金サンパウロ日本文化センターでは、放送大学から教材の寄贈を受け、センター図書館内に生涯高等教育用の教材コーナーを設置した。一般図書同様、貸出が可能。幅広いテーマの学術書の中から、関心のある一冊を手にとってみては。

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