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コチア青年ら日本人2人殺害=サンパウロ州=グアラレーマの自宅で=山刀で何度も刺す=親族らに強いショック

ニッケイ新聞 2009年5月12日付け

 八日午後三時、コチア青年の小代正治さん(74、大分)と、その妻キヨエさん(68、群馬)がサンパウロ州グアラレーマ市の自宅で何者かに刃物で殺害された。同地在住で桜植民地会員の赤間パウロさんが、夕方午後七時半頃に倒れているところを発見し、警察に通報したという。小代さんは県人会活動に熱心で、地元でも知られた人物だっただけに、親族や地元日系人らは強いショックに襲われている。

 母の日の訪問時間を決めるため、サンパウロ市在住の娘キヨミさんが午後四時半頃から電話をしたが誰も出ないことを不審に思い、赤間さんに連絡をとっていたという。
 犯行に使われた凶器は長さ五十センチから六十センチの山刀。頭や上半身にいくつも刺し傷、切り傷があった。正治さんは入り口近くに倒れ、キヨエさんはバニェイロで息絶えていた。
 犯行時、二階で寝ていた母親の井出エイコさん(94)は無事だった。親族や地域日系住民らは強いショックを受けている。
 地元警察署に確認したところ、「まだ誰も容疑者として逮捕していない」ことを明らかにした。現場では金銭は盗まれておらず、警察では殺人事件として扱っているという。
 正治さんは、一九五九年にコチア青年の二次二回として渡伯。ジャーレス市に入植、同地で結婚した後、ジャカレイに移り住み、ラン栽培、園芸を行っていた。
 正治さんは群馬県人会のジャカレイ支部長を務め、活発に活動していた。九日早朝、同県人会にも連絡が入った。
 葬儀は九日午後三時から五時半に執り行われた。同県人会役員らも出席した。初七日は未定。
 娘二人はサンパウロ市在住、一人息子は日本に働きに行っているという。

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