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浜松=2世の児玉氏にリオ・ブランコ章=空手修業で訪日19年=日系青少年の育成に献身

ニッケイ新聞 2009年6月16日付け

 ブラジル外務省は十日、ブラジル最高勲章の一つ、リオ・ブランコ勲章オフィシアル位を静岡県浜松市在住で二世の児玉哲義さん(43、世界空手道連盟士道館静岡県本部長師範)に贈った。空手指導とともに日系青少年の育成活動に携わってきた児玉さんは、十九年間の日本滞在を振り返り、関係者へ感謝の気持ちを表わした。

 叙勲式はアクトシティ浜松コングレスセンター52会議室にて行われ、駐日ブラジル大使館ブラジリアン・コミュニティ部担当のパトリシア・コルテスさんが勲記を読み上げた。続いて外務省在外ブラジル人コミュニティ担当局のオット・アグリピーノ・マイア局長があいさつし、叙勲理由読み上げと記章の伝達を行なった。
 児玉さんは十九年前に、両親の故郷である日本で空手の修業を目的として訪日。タクシー運転手の傍ら通訳ボランティアを務めていたが、その時に非行に走った日系青少年たちに出会い、それがきっかけで青少年健全育成活動を始めた。
 空手の武士道精神を通じて日系ブラジル人青少年健全育成に取り組む傍ら、浜松市内の繁華街での夜回り活動を行なう。若者たちに声を掛けて不就学や未成年の就労問題などの実態調査と非行や犯罪の道に行かないように活動を続けている。
 また、昨年の移民百周年には国や流派、宗教を超えた世界ジュニア空手道大会開催に尽力し、国際的な相互理解に大きな役割を果たした。こうした功績が叙勲の理由となったようだ。
 児玉さんが師範を務める児玉道場は浜松市にあり、現在、在日ブラジル人らが稽古に励むと同時に憩いの場となっている。
 児玉さんは「この十八年間、日本の皆様に大変お世話になりました。本日このような勲章を受章する運びとなり、今日までのご協力ありがとうございました。今後も頑張って参りますのでご指導ご協力をよろしくお願い申し上げます」と受章の感想を述べた。

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