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「でも、ブラジルは良い国です!!!」=サンパウロ難民移民座談会=大浦智子=<第12回>= 「リベルダーデの裏返し」を日本で

サンパウロ市のリベルダーデ地区

サンパウロ市のリベルダーデ地区

【ジャン】永井さん、日本人の人を受け入れる文化とはどのようなものでしょうか? あなたたちの間ではどのように暮らしているのでしょうか? 人々の間で交わりがありますか?
 私の郷里コンゴの文化では、外から来る人は「神の天使」です。もしあなたが私の村に到着すれば、私の父はベッドから出て、彼のベッドであなたを眠らせます。あなたは害を及ぼすために来ていません。明日が分からないので、彼を助けるのです。
 国の構成は国の習慣と関係しています。国の習慣を超えた構成はありません。もしその民族がよく受け入れる人々であれば、社会の構成も受け入れる体制になるでしょう。その土地の人々がお互いに好き合っていない場合、人々は誰も好きではありません。だから私は問います。あなたはあなたの土地の仲間を受け入れますか? あなたたちは外から来る人たちを迎え入れませんか?
 日本の中でも全てが同じ民族ではありません。民族はいつも分離しているものです。日本国内で、他の民族が他の民族の所に行くと良い扱いを受けますか? そうでなければ、外から来る人たちにとってはもっとひどいでしょう。もし、あなたたちが既にお互いを好きじゃないという癖を持っているとすれば、あなたたちはどの様に外から来た人を好きになれるでしょうか?

【永井】日本の文化は非常に混ざり合って複雑です。例えば日本語の漢字はもともと中国語ですし、多くの英単語が日本語として使われています。非常に複雑です。しかし、日本の問題は、今の日本人は皆日本語を話し、均一な文化と習慣をたくさん持っていることです。
 だから、日本人は、多くのことを説明せずにコミュニケーションすることを好み、異なる文化の人々を受け入れることを好みません。同じ文化を持っていれば、あまり説明する必要はありません。コミュニケーションが簡単です。
 しかし、異文化を持っている人がいる場合、多くのことを注意深く説明する必要があります。日本人はこれに慣れていません。それは問題です。今では多くの外国人を受け入れています。
 例えば、私の家の近くの店で働いている人々はすべて外国人です。日本人はいません。コンビニエンスストアもそうです。私たちは多くの外国人を受け入れ、外国人を受け入れることについて学んでいます。だけど、まだ難民は多くなく、大半の人々は難民について知りません。日本のシステムはまだ変わっていませんが、日本文化は変わりつつあります。

セントロ地区でアフリカン雑貨のフェイラを案内するコンゴ人女性

セントロ地区でアフリカン雑貨のフェイラを案内するコンゴ人女性

【カルロス】私が注視したいのは、経済が世界規模で活発なのに、若者が日本から減少すれば、一体誰が将来は産業を担っていくのかということです。日本が経済を維持するために必要な労働力はどこに存在するのでしょうか?
 もし日本が外国人労働者を雇うとすれば、難民にも移民にも全てにとってメリットがあり、日本人と移民で工場の労働者を何年も保ち続けることができると思います。もちろん法律の範囲内で、日本に入国する移民を調整する柔軟な移民政策を作らなければなりません。
 日本人移民が国境を越えて受け入れられたように、同じチャンスの扉を他の国からの移民にも開くべきだと思います。例えば、今は東洋人街となっているサンパウロのリベルダーデ地区では、国内最大の日本人コミュニティーが築かれました。そして、今、日系人はブラジルの家族となり、新しい世代も生まれ、敬意をもってブラジルで受け入れられています。(続く)

 

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