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高桑農園=山ウド栽培しませんか=種枝を無料で提供

ニッケイ新聞 2009年6月20日付け

 ビリチバ・ミリン市セルトンジーニョで高桑農園(シッチオ・セルトンジーニョ)を開き二十年間農作物の研究栽培を行ってきた高桑義政さん(東京)は、枝切りを行う今の時期、希望する人に山ウドの種枝を無料で提供する。
 この時期に挿し木をすれば三、四カ月後には芽が出始め、来年には食べられる芽がつくという。「山ウドは酢の物にして食べるとおいしい」と高桑さん。希望する人には苗のつくり方や栽培の仕方、食べ方まで教える。
 農業技術者の高桑さんは、土地をいかにして保全するか自身の農園で研究を重ねながら、有機農業を実現してきた。
 日本の品種なし「新高」やさつまいも「陽東」、金時豆、ふきなども栽培。特に、ふきは東洋医学で脳溢血に効果があると地元でも評判だそうだ。
 高桑さんは山ウド以外の農作物、同農園の研究に興味がある人にも自身の経験を伝えたいと話している。
 希望する人は高桑さん(電話=11・3209・9283)まで。高桑さんは日曜から水曜までサンパウロ市に、木曜から土曜まで同農園にいるとのこと。

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