ホーム | 日系社会ニュース | ■ひとマチ点描■若手かるた愛好家「めぐりあひ会」

■ひとマチ点描■若手かるた愛好家「めぐりあひ会」

在米専門家の吉田ストーン睦美さん(前列左から4人目)らと写真に納まるメンバーたち

在米専門家の吉田ストーン睦美さん(前列左から4人目)らと写真に納まるメンバーたち

 20日付け本面で掲載した、国際交流基金による『かるたと百人一首講習会』。運営に全面協力したのは、20代のかるた愛好家グループ「めぐりあひ会」だ。
 2014年9月に立ち上げ、現在は15人ほどが在籍している。メンバーの内、日系は2人だけというブラジル人中心の日本文化団体である。発起人のトゥーリオ・ムニス・オリベイラさん(23)を始め、かるたを題材にした日本の漫画「ちはやふる」を読んで始めた人ばかり。
 「漫画で知った競技かるたという分野。やり始めたら虜になった」とトゥーリオさんは笑顔で話す。めぐりあひ会立ち上げ前には、鳥取交流センターで毎月定例会を開く、コロニアかるた会にも参加していた。
 同センターでサークル活動する知人から同会の存在を聞いたという。コロニア版の代表・橋浦行雄さんは「昔はおぼつかなかったけど、今では誰も勝てないねぇ」とちょっと悔しそう。
 ほぼ全員がひらがなを読め、百首全ての和歌を記憶している者も多数というレベルの高さには、講習会に来伯した専門家も驚きの様子だった。
 めぐりあひ会は毎週木曜日夜、サンパウロ市南部の香川県人会(Rua Itaipu, 422, Mirandopolis)で活動中。月一度は土曜にも。
 気になる方は彼らのサイト(meguriaikai.wordpress.com)、フェイスブックページ(www.facebook.com/meguriaikai/)まで! (祐)

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