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ロンドリーナで母の日行事=ACEL=芸会と高齢者の集い

ニッケイ新聞 2009年7月1日付け

 ロンドリーナ文化体育協会(ACEL、広沢栄吉会長)は、母の日を祝い五月三日に演芸会、二十日に高齢者の集いを開き、感謝の意を表した。
 祝賀演芸会は、母の日を各家庭で家族揃って過ごす人、外国で働く子供たちから祝福を受ける人も多くなっていることから、今年も母の日より一週間早く開催された。
 九時の開会時には会場は満席。隣組、カラオケ教室、舞踊団体の代表の出演で盛り上がりをみせた。終盤には、アセル婦人会、生長の家白鳩会によるコーラス、ロンドリーナ沖縄県人会(ACROL)の太鼓演奏など、賑やかに五十七のプログラムが進行した。
 その後、お母さんたちの紅白歌合戦が続いた。四十六人の熱唱する姿に、盛んな声援が送られていた。
 二十日は、第百十五回高齢者の集いが開かれ、約二百人のお母さんたちが祝福を受けた。
 コーディネーターの高橋アリセさんは「お母さんという言葉は『夢』、『尽力』、『誠意』、『識見』など沢山の意味を表します。母親になることは、尊い神の恵みによるもので、母親は忍耐と愛情を込めて子供を育てあげます。おばあちゃんになると分別と豊富な経験を持ち、子供たちや孫たちと楽しく生活することが出来るのです。今日は、お母さん方に心から祝福と感謝を申し上げます」と祝辞を述べた。
 九十歳以上の七人のお母さんによって巨大なケーキにナイフが入れられ、全員に配られた。全員で輪になり炭坑節を踊り、母の日を祝う和やかな高齢者の集いは幕を閉じた。(中川芳則通信員)

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