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大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年7月1日付け

 パラナ州マリンガ市はブラジル有数の緑の多い町だと言われる。六十二年前の都市計画で、町の中に三カ所の森林を残した。各通りに違った種の植物を植え、季節ごとに途切れることなくどこかで花が咲き乱れるよう設計されたとか。今の時期は、色とりどりのイッペーの花が市民を楽しませている。一九七八年六月末に来伯された天皇皇后両陛下(当時皇太子同妃両殿下)も市内ブラジル大通りでピンクのイッペーを愛でられたとか。
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 篠原信一・柔道男子日本代表監督ら率いる日本選手団が、四日にリオで開幕する「グランドスラム・ブラジル国際」出場のため、昨月二十九日にリオ入りした。選手団は、今年度全日本柔道選手権大会で準優勝した棟田康幸、三位の立山広喜選手らをはじめ世界トップレベルの約三十人。ブラジル柔道連盟の石井千秋さんによれば、「同大会はオリンピック出場枠がかかっており、各選手力を入れている」とか。
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 大相撲七月場所の番付が六月二十九日に発表された。友綱部屋のブラジル出身力士は、魁聖が五月場所の幕下西五十二枚目から東三十一枚目へ上昇。三段目の魁心も東五十七枚目から東四十四枚目へと上げた。七月場所は愛知県で十二日に初日を迎える。二力士の頑張りに期待。

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